庵野秀明さん

人が感動したりとか面白いと思ったりする部分っていうのは、

その人の持っている記憶の中でしかないので、

その人の記憶の再構成というのがその部分になって出てくるわけで、

それは感覚的なものとか言語的なものとか、あと音楽的なものとか

いろんな情報にはなってはいるんだけどそれはその人の記憶として

ストックされているわけで、その人の記憶の中にないものは

その人にとって反応しようがない。